常設展示
福生市郷土資料室は令和6年1月24日、リニューアルオープンしました。
新しくなった常設展示について紹介します。
導入展示
①床面展示
展示室入口前には、令和元年(2019)に撮影された福生市周辺の航空写真を床面に展示しています。
また、展示室に入ってすぐの床面には、昭和22年(1947)に米軍が撮影した福生市周辺の航空写真を展示しています。
時代によって福生の町がどのように移り変わっていったのかを見比べることができます。
②映像展示
昭和22年の航空写真が広がるスペースの壁面では、「写真でたどる 福生市の自然と人々のくらし」という映像を上映しています。
この映像は、福生で見られる四季折々のイベントや、かつて市内で見られた福生ならではの風景、歴史を伝える文化財、市内を行きかう人々など、福生で営まれてきた人々のくらしの様子を写した写真によるスライドショーとなっています。
③地形模型
航空写真、映像展示に続いて、福生市の地形を示す地形模型が展示されています。航空写真ではわかりにくい土地の高低差などを確認することができます。
④福生想い出写真館
映像展示と関連するような市内の様子を写した写真を展示するミニコーナーを設けています。3か月ごとにテーマを変えながら写真を展示していきます。
また、思い出写真館に連動する「生活調査プロジェクト」や「懐かしい思い出共有プロジェクト」も実施しています。
⑤触れる道具
触ることのできる道具として、黒電話、炭火アイロン、ダブルCDラジカセを展示しています。小学生の学習を支援し、触ることで道具の特徴について考えることができる機会を提供します。
歴史展示
縄文時代から現代に連なる福生の歴史をダイジェストでお伝えし、福生の歴史をいつでも学べるようにしています。
右から順に、原始古代、中世、近世、近代、現代となっており、最後は2020東京オリンピックまで取り上げています。
再現展示
人々の生活の様子を再現した再現展示を行っています。右から順に明治・大正時代の様子、昭和30年代~40年代の様子、昭和60年代~平成に入ったころの食事場所の風景となっています。
生活のうつりかわりを考える機会としてもらうほか、来場者の記憶にある生活が再現されていることから、懐かしい思い出を語り合う場となることを期待しています。
産業展示
福生を特徴づける産業について紹介しています。江戸時代から現在まで続いている市内2か所の酒造場や、かつて福生で見られた養蚕業、東京府で初となる製糸工場であった森田製糸場、森田製糸場から事業を引き継ぎ、戦後は自転車工場となった片倉自転車、さらに市内で見られた農業や漁業の様子なども伝えています。
自然展示
福生で見られる水辺でくらす生きものたちと緑地でくらす生きものたちをそれぞれ紹介するジオラマがあります。
様々な動物や昆虫、植物などの様子が見られることから、子どもたちに人気のコーナーとなっています。
マンスリーピックアップコーナー
新たに月替わりでおすすめの資料を紹介するコーナーを設けました。
企画展示ではあまり展示する機会のない資料などを、月替わりで紹介していきます。