福生市郷土資料室概要

 福生市郷土資料室は、武蔵野の面影を残し自然環境の豊かな「文化の森」の一角に市立中央図書館の併設館として、昭和55年4月に開館いたしました。近年発展の目覚しい福生市の基礎となっている自然風土・文化・社会環境は、遠い昔から今日まで多くの人びとによって築かれたものです。そして私たちは、なお豊かな市民生活と市民文化を築くために、自然と人間の関わりに深い理解と愛情を持つことが大切です。

 福生市郷土資料室は、祖先の遺した貴重な文化遺産を現代に生かし、さらに未来に伝えることを目的としています。

福生市郷土資料室の概要と仕事

 福生市郷土資料室では、郷土資料の収集保存・調査研究・展示公開などのほかに、市民の文化創造の場として、また郷土理解の場、祖先の文化遺産の伝承の場として必要なさまざまな事業を行ないます。

1.資料の収集と保管
 郷土に関係する資料を集めています。その内容は土器や石器などの考古資料や、きものや民具といった民俗資料、昆虫や植物などの自然資料等、多岐にわたります。収集方法は、市民の方からの寄贈や寄託、古書店からの購入、採集など資料によってさまざまです。また、資料の特性に応じて、空調管理のされた収蔵庫での保管や、虫害などを防ぐためのくん蒸消毒を行っています。
2.資料の調査と研究
 収集した資料の分類を行なっています。資料の性格や用途、また時代や地域などを詳細に調べ、歴史や民俗といった部門別に収蔵しています。この調査結果は調査報告書として発行し、現在までに35集が発行されています。また、これらの調査結果をもとに、資料全体の研究活動へつなげています。
3.資料の展示と公開
 整理した資料を、特別展示や企画展示において紹介します。展示替えは年5回行い、市民や来場者の方に、福生の歴史やくらしの様子を紹介するほか、様々なテーマのもと資料を展示しています。また、研究目的の資料閲覧のほか、スペースの都合などで展示できない資料などは、ホームページ上で広く一般の方にも公開しています。
4.教育と郷土史の普及
 展示テーマに関連した講座や学習会、史跡の見学会、古文書の学習会、小学生対象の体験学習やワークショップを開催し、福生の郷土史や文化財の普及活動と人材育成を推進しています。 また、市内の小学校からの団体見学の受入や出張授業など、郷土に誇りと愛着を持てるように学校との連携活動も行っています。