福生の俳諧

田村友甫

田村友甫 和歌

 田村友甫は俳号を福泉舎友甫、名を田村十兵衛といいます。現在の昭島市の上川原村の名主指田家から、福生村の名主田村家の養子となりました。田村家の酒造業を拡大させる経営手腕と同時に、俳諧宗匠としても著名な人物です。森田友昇の師匠といわれ、福生神明社の境内には、明治10年(1877)に友甫が建立した芭蕉句碑があります。
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田村友甫 発句短冊

 田村友甫の名は、幕末から明治にかけての俳諧番付に見ることが出来ます。森田友昇の松原庵嗣号は、友甫ほか七人から持ち込まれた話でした。このことからも友甫の多摩地方における俳諧宗匠としての実力をうかがうことが出来ます。友昇は、友甫を生涯の俳諧の師匠と仰いでいたと考えられています。

「夕栄のして暮ゆける紅葉かな」

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